Tips : 30年代のレコードの音をエフェクトで再現

Tips : 30年代のレコードの音をエフェクトで再現

Ableton LiveのAudio Effectsを使用し、1930年代の古き良き時代のレコードやラジオの音を再現する方法です。

最近のDAWにはレコードの音を再現するプラグインが入っていますが、このTipsではAbleton のVinylエフェクトをベースにFilterやBitcrusherなどのエフェクトを駆使して1930年代のあの懐かしくてリッチで深い味わいのある音を再現します。

処理前のサンプル

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Step 1

 

まず最初にAbleton LiveのAudio EffectsのVinylよりプリセットVinyl Distortion をドラッグします。このままでもレコードのように太く温かみのある音になります。

このエフェクトではレコードのプチプチノイズ(クラックノイズ)についても調整することができます。Crackles のVolumeノブでクラックノイズの音量を調整し、Densityノブでノイズが鳴る頻度を調整します。

Crackle ノイズ

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Vinyl Distortionをかけたサンプル

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Step 2

 

古いレコードやラジオの音の特徴のひとつは低い周波数帯の音が低いことです。Ableton  Audio EffectのAuto FilterのHi-Passフィルターを使用して低い周波数帯の音をカットします。

Hi-Passフィルターでカットする周波数帯は400Hz-700Hzの間で調整するといいでしょう。Hi-Passフィルターの選択方法はFrequency Spectrum画面の下にある左から2つ目のボタンをクリックし、Frequency Spectrum画面上で黄色の○を動かすことでカットする周波数を選択します。

Hi-Pass Filterで427Hz以下の周波数をカットしたサンプル

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Step 3

 

さらにAuto Filterを追加し高い周波数帯の音をカットします。古いレコードやアナログの音は高い周波数帯の音は再生されていません。ここではLow-Pass Filterを追加して9KHz付近以上の周波数帯の音をカットします。

高い周波数帯の音をカットすることでより古いレコードの音に近づいたと思います。

Low-Pass Filterで9.77KHzより上の周波数をカットしたサンプル

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Step 4

 

次に一番重要なエフェクトとしてBitCrusher使用してレコードやラジオ特有の少し荒い音と同時に太い音にしていきます。AbletonのAudio EffectよりReduxを選択しStep3のAuto Filterの続きにドラッグします。

Reduxはその名のとおり、サウンドのクオリティを低くします。まず、DownsampleのボタンをクリックしてHardからSoftに切り替えます。その後つまみを調整します。ただしこのエフェクトはかけすぎると耳障りになるので、すこしだけかかるように調整します。2-4くらいの間で調整するといいでしょう。

次にBit Reductionでビットレートを低くします。まずBit ReductionのボタンをクリックしてOnにします。次にノブを10-13の間で調整するといいでしょう。

このエフェクトは音のクオリティを下げる効果があるので、かけすぎには注意してください。

Reduxを使用しサンプルレートとサンプルBitを低くしたサンプル

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Step 5

 

これで古いレコードの音を再現するエフェクトが完成です。最後に設定追加したエフェクトをグループ化をしてみましょう。

まず、全てのエフェクトを選択します。Shiftキーを押しながら各エフェクトを選択してください。次にCommand+G(Ctrl+G)または右クリックでgroup tracksを選択してください。ワンクリックでエフェクトのオンオフが行えるようになります。

イントロやブレイクで古いレコードの音をエフェクトで使用すると効果的になります。またいろいろとつまみをいじると思ってもないような新しいエフェクト処理がみつかるかもしれません。

 

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